高山 飲めや歌えや道頓堀Vパレード
昨年大みそかに日本ボクシング界初の主要4団体制覇を果たしたIBF・WBO世界ミニマム級王者・高山勝成(31)=仲里=が12日、地元大阪・道頓堀川で船上Vパレードを行った。船を1隻借り切り、後援者、陣営ら24人が乗り込んで飲めや歌えやの大祝賀会。
道頓堀ダイブで知られるえびす橋付近で船を止め、誇らしげに4本の世界ベルトを掲げた。「皆さんの応援のおかげで4団体制覇できました!」と王者はマイクであいさつ。「チャンピオン、おめでとう」と道行く人々から喝采された。
今年は2階級制覇に加え、ビッグマッチを熱望。4つのベルトのうち、WBAだけは暫定王座なだけに「ミニマムでやり残しがあるとすればそこ」とWBA同級正規王者・ヘッキー・バドラー(南アフリカ)との王座統一戦を視野に入れた。
名古屋市の菊華高に通う1年生でもあり、現在は進級へ全力。「学生の高山に戻り、殴られた頭をしっかり活性化させたい」と、13日から高校の寮に泊まり、勉学中心の日々を送る。