「卜部兄弟対決」判定で弟功也初代王者
「K-1ワールドGP2015」(18日、代々木第2体育館)
60キロ以下初代王座決定トーナメントが行われ、兄弟対決となった決勝は、卜部功也(24)=チームドラゴン=が兄・弘嵩(25)=同=を3回判定で下し、初代王座に輝いた。
決勝の舞台で実現した初の兄弟対決は、準決勝のダメージが残る兄の右足を、弟の強烈なローキックが何度も襲った。「兄だからこそ、100%全力で蹴った」と功也。それでも兄は意地でも倒れなかった。
判定負けに「最後まで負けると思っていなかった。弟だからこそ悔しい。でも戦えてよかった」と弘嵩。
大舞台で兄超えを果たした功也は、「いつも兄の背中を見てきた。これからは兄の後ろではなく、一緒に並んでK-1を盛り上げたい」と感慨深げに話した。