馬場さん十七回忌…天龍7年ぶり参戦

 「全日本」(31日、後楽園ホール)

 全日本プロレスの創設者で、99年1月31日に61歳で亡くなったジャイアント馬場さんの十七回忌追善興行が31日、後楽園ホールで行われた。2日に65歳になる天龍源一郎が約7年ぶりの古巣で諏訪魔にグーパンチを見舞い、61歳の渕正信はフラフラになりながらドロップキックを放つなど、馬場さんが標ぼうした「明るく楽しく激しいプロレス」に超満員の観客が沸いた。

 ロビーには身長209センチの等身大の馬場さん人形が置かれ、500部用意された特別写真集は完売。セレモニーでは往年の映像が流された後、元子夫人、秋山準社長以下、選手が黙とうをささげた。メーン後、秋山社長は「選手としても、社長としても“ひよっこ”です。馬場さんの足元にも及びませんが、一歩一歩追いかけたいと思います」とあいさつした。

 王道の節目に秋山社長から“締め”を託されたのは渕だった。98年12月5日の馬場さんの生涯最終試合で対戦しており「馬場さんの追善試合ということで普段の3倍、4倍の力が出ました。これからも馬場さんのことを忘れないで下さい」と亡き師への思いを口にし、大歓声を浴びた。

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