和氣 世界戦でVSリゴンドー視野
「東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ」(27日、後楽園ホール)
5度目の防衛戦(27日・後楽園ホール)を行うボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級王者・和氣慎吾(27)=古口=が2日、都内のジムで練習を公開した。
昨年、WBA&WBO世界同級王者、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)戦など世界戦を2つ流した。心機一転の和氣陣営は世界前哨戦と位置付ける。相手は同級13位のジミー・パイパー(21)=フィリピン。好戦的なサウスポーだが、和氣は「きっちり倒して世界にアピールしたい」と断言した。
フェザー級を相手にした5ラウンドのスパーリング後は、古口会長と入念にカウンターの練習を繰り返した。古口会長は「5回までに倒すぞ!!」と激しくゲキを飛ばした。
プロモーターを務める金平桂一郎協栄ジム会長は「リゴンドーとは本来、和氣君がやるはずだった。年内には世界戦をやりたい」と、リゴンドー戦も視野に入れている。WBA2位、WBC3位など主要4団体にランクインする和氣は「天笠さんがいいファイトをしたので、俺も、という気持ち」と、1年遅れの世界挑戦に思いをはせた。