中邑“おやじ”永田撃破で防衛成功
「新日本」(14日、仙台サンプラザ)
中邑真輔(34)が永田裕志(46)を下し、王座防衛に成功した。“おやじの背中”をテーマにし、妻子を会場に招いた永田が闘志むき出しで張り手、エルボーと果敢に攻め立てたが、中邑も応戦。最後は永田の延髄斬りを中邑が延髄斬りで切り返し、ボマイェ一閃(せん)。永田の思いを粉砕した。ベテランの意地に手こずった中邑は「敬意を表してもう1度。ようこそ、自由の世界へ。変化した新しい永田裕志先輩」と言葉を送った。
敗れた永田は「悔しい。決してオレがさびついてたわけじゃない。中邑が強かった」と完敗を認めた。「おやじの背中は見せられた?」と聞かれると、「かっこ良くなかったかもしれないけど、それがオレの人生。オレの背中を見て何を感じるかは皆さんの自由」と思いを口にした。