小関 勝って連続防衛世界記録王手だ

 「ボクシング女子ダブル世界戦」(19日、後楽園ホール)

 調印式と前日計量が18日、都内で行われ、4選手ともに一回でクリアした。14連続防衛中のWBC世界女子アトム級王者の小関桃(32)=青木=は、同級11位のアイサー・アリコ(フィリピン)の挑戦を退ければ、女子の連続防衛の世界記録に王手をかけることになる。

 小関が15度目の防衛戦に臨む。昨年8月、指名挑戦者をTKOで下して元WBAライトフライ級王者・具志堅用高(白井・具志堅ジム会長)の持つ世界戦防衛13回の国内記録を更新。そして今回、“生ける伝説”が迎え撃つのは23歳と若いフィリピン人選手だ。

 戦績は5勝(4KO)4敗ながら、「パンチ力があると思う」と小関に油断はない。「ケガなくいい練習ができた。ハッキリした形で勝ちたい」と自信をのぞかせた。来日したWBCスーパーバイザーのメジャー・リー氏(韓国)も「彼女は我々の誇り」と盤石の強さを絶賛した。

 女子の連続防衛の世界記録はウエルター級統一王者のセシリア・ブレークフス(ノルウェー)が持つ「16」。14連続防衛中の小関にとっては王手をかける試合となるが、「今は実感がない。いつかおばあちゃんになって、あの頃はよくやってたなと振り返るのでしょうね」と話した。

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