挑戦者・花形冴美 座禅効果見せる
「ボクシング女子ダブル世界戦」(19日、後楽園ホール)
調印式と前日計量が18日、都内で行われ、4選手ともに一回でクリアした。IBF世界女子ミニフライ級6位の花形冴美(30)=花形=は、3度目の防衛戦となる同級王者・柴田直子(33)=ワールドスポーツ=に挑戦する。
花形は昨年9月に東洋太平洋王座の初防衛に失敗。復帰戦が12年以来2度目の世界戦となった。
元WBA世界フライ級王者の花形進会長の血縁と思われがちだが、「花形」はリングネームで、本名は田中冴美。「前回の敗戦では心の弱さが出た」と、練習前に座禅を組んで精神修養した。「うまさ勝負ならかなわない。ヘタなりに頑張る」と、師匠の名に恥じぬ根性を見せつける。