世IV虎、沈痛謝罪 無期限出場停止に
女子プロレス団体、スターダムのロッシー小川代表は25日、都内で会見し、22日・後楽園大会で安川悪斗に重傷を負わせたワールド・オブ・スターダム王者の世IV虎(よしこ、21)を無期限出場停止にすると発表した。王座もはく奪し、当該試合は世IV虎のTKO勝ちから無効試合となる。
安川の診断結果は頬骨、鼻骨、左眼か底骨折、両目網膜しんとう症と明かした。粉砕骨折で、手術が必要な鼻は1カ月は固定の必要があるという。
同席した世IV虎は「このたびは、けがを負わせてしまった安川悪斗選手、選手の皆さん、プロレス界の皆さん、本当に申し訳ありませんでした」と沈痛な面持ちで謝罪。会話できる状態ではないとし、本人への質疑応答はなかった。小川代表は24日に2人で入院先を見舞い、世IV虎が安川に謝罪したと明かした。握手した際、互いに涙を見せたという。
風香GMは「2人の(良くない)関係に気付きながら修復に導けなかった」などと団体側の非を認め、今後へ向け、顔面への拳攻撃は禁止などとする改善点を報告した。小川代表、風香GM、最年長の36歳・高橋奈苗は3カ月間の30%減給処分となった。