山中V8戦「ゴーストバスター」になる
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(4月16日、ボディメーカーコロシアム)
8度目の防衛戦に臨む山中慎介(32)=帝拳=が17日、都内のジムで仮想「幽霊」と6ラウンドのスパーリングを行った。
迎えるサンティリャン(アルゼンチン)は「幽霊」の異名を持つクセ者だ。「上体をクネクネと揺らしながら、鋭い右アッパー、フックで倒しにくる」(大和心トレーナー)。挑戦者と背格好の似た2人のメキシコ人を相手にパワフルで軽快な動きを見せた。
山中は「タイプはつかんでいる。一発一発に気をつけないといけないけど、自分もタイミングよく攻めたい」と、描く攻略法に沿った練習を積んでいる。
今回は「アッパー」もテーマの一つだ。「前回うまくできなかった。中間距離で当てて、左ストレートでKOしたい。勝ち方にこだわる」。「神の左」が大阪で「ゴースト・バスター」になる。