山中V8へ自信 大舞台へアピールだ
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、大阪府立体育会館)
WBC世界バンタム級タイトルマッチの調印式、ルール会議と公式会見が14日、大阪市内で行われた。
今年初の試合、8度目の防衛戦を前に山中慎介(32)=帝拳=は静かに燃えていた。「本当にいいコンディションがつくれた。試合が楽しみ。自信満々です」と落ち着いた表情で必勝を宣言した。
今回の防衛戦を「目標に向けての挑戦」と言い切った。「もっともっと注目される試合がしたい」と海外の大舞台や他団体との統一戦を望んでいる。
だから勝ち方にこだわる。「必ずベルトをアルゼンチンに持って帰る」という挑戦者を「KOにこだわりを持っている。チャンピオンと挑戦者の差を見せるだけ」といなした。圧倒的勝利で大舞台に待ったなしの状況をつくるつもりだ。
サンティリヤンから「私のパンチにはサプライズがある」と挑発されたが、山中はどこ吹く風だった。