山中、次戦以降IBF王座も候補に
8度目の防衛から一夜明けたボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(32)=帝拳=が17日、大阪市内で会見し「正直言って物足りなかった。リスクのある相手とやりたい」と、まったくダメージのない表情で語った。
山中の真意を知る帝拳・本田会長は「モチベーションが上がらないのは分かる。今回も無敗(の相手)で未知の強豪と(戦意を)あおった」と、マッチメークに苦労する舞台裏を明かした。
次戦以降も対戦相手選びは難しいが、IBF王座に王手をかけている岩佐亮祐(セレス)について「勝ってもらえば」(本田会長)と、統一戦を条件に候補の一人に挙げた。
階級を上げるか、ふさわしい挑戦者を選ぶか-強すぎるチャンピオンには悩みがつきまとっている。