王者・高山、余裕の遅刻「お手洗いに」
「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)
調印式、ルール会議と前日計量が21日、大阪市内で行われ、4選手とも1回でパスした。初防衛戦に臨む王者・高山勝成(31)は会場に堂々と遅刻し、余裕を漂わせた。
初防衛に向け、貫禄十分!?の遅刻だ。開始予定時刻の3分後に調印式に現れた高山は「お手洗いに行っていたので」と、何食わぬ顔で理由を説明した。
身長とリーチで上回る挑戦者には「自分のボクシングをやり、KOに結びつける」ときっぱり。「思い切り暴れてくるだろうが、キャリアの重みを見せる」と21歳に力の差を見せつける構えだ。
世界戦を控えた今の心境を「ハッピーな気持ち」と表現。「コンディションもばっちり。今晩はうな重としゃぶしゃぶを食べて栄養を付ける」と笑った。
「明日は防衛する。井岡も3階級制覇をする。エキサイティングな戦いを見せる」と自身の後に試合をする後輩にも触れながら、高らかにV1を宣言した。