「ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」（５月１日、大田区総合体育館）

　ボクシングのＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司（３０）＝帝拳＝が２４日、都内のジムで練習を公開し、スパーリングを打ち上げた。同門の日本同級８位・尾川堅一を相手に２ラウンドを行い、上体を小刻みに振りながら、右で強いプレッシャーをかけ続けた。最後はコーナーに詰めて左を軸に迫力あるラッシュを見せた。

　挑戦者のビリー・ディブ（オーストラリア）はスピードとトリッキーな動きが特徴で、これまでの相手とは違うタイプだ。三浦は「惑わされないようにしたい。ただ、相手に合わせるのでなく、自分のスタイルに磨きをかけている。左ストレートの精度を上げる練習をしてきた」と話した。

　試合の中継は今回、衛星放送のＷＯＷＯＷからフジ系にスイッチ。「地上波は初めてなんです」と、意外？な事実を披露した。地元・秋田では初めて地上波で試合が放送される。

　「家族は会場に来ますが、今回は田植えの時期と重なって来られない人が多いので、テレビで勇姿を見てほしいです。ＫＯしたいですね」と、地元・秋田の応援団に必勝を誓った。