田口良一、初防衛へ“ラスト”ピース

 「WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(5月6日、大田区総合体育館)

 初防衛戦に臨む王者・田口良一(28)=ワタナベ=が27日、試合で使用するマウスピースの完成が試合直前になると明かした。虫歯の治療が長引き、この日、型どりが終わったためという。

 昨年大みそかの王座獲得以来、祝宴続きだった。ある日、「すしを食べていたら左上の歯が欠けてしまった。すしの中に何か入っていると思ったら自分の歯だった。何でしょう?茶色のネタでした」と首をかしげた。

 以前のマウスピースで100回以上のスパーリングをこなした。歯科に通い始めたのは3月から。マウスピースも手がける医師と「治してからつくろうと相談していたら、試合間際になってしまった」という。

 この日は都内で2ラウンドのスパーを公開した。「盛り上がる試合をしたい。チャンスがあればKOを狙うが、判定でも勝つ。難しいと言われる初防衛戦をクリアする」と必勝を宣言。マウスピースは間もなく完成する。

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