内山、三浦に格の違い見せつける!
「WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(6日、大田区総合体育館)
WBAダブル世界戦の調印式と前日計量が5日、都内で行われ、全員が一回でクリアした。10度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(35)=ワタナベ=は、1日にTKO防衛に成功したWBC同級王者の三浦隆司を超えるインパクト防衛を宣言した。
計量を無事に終え、穏やかに報道陣の質問に答えていた内山が表情を引き締めた。当日の放送に、WBC世界フェザー級王者の三浦隆司(帝拳)がテレビのゲスト解説に来ると聞かされたからだ。
今月1日に三浦が元IBF世界フェザー級王者のビリー・ディブ(豪)を3回TKOで下した試合はテレビで見た。強烈な左を「すごいパンチだと思いました」と認めた。
刺激になったかという質問には「特にない」と応じ「同じ階級なので比較されるのは当然だと思う。まだまだ内山の方が強いと思ってもらえるような試合がしたい」と格の違いを強調した。
この日は何も食べず、自分で豆をひいてたてたコーヒーを飲んで出陣。夕食はいつものように、うなぎを食べた。「圧倒するような試合をしますよ」と言う内山は、ジョムトーンの影に三浦を見据えているようだった。