田中恒成、勝てば年内にも高山と統一戦
「WBO世界ミニマム級王座決定戦」(30日、パークアリーナ小牧)
ボクシングのWBO世界ミニマム級2位の田中恒成(19)=畑中=が、同級1位のフリアン・イエドラス(メキシコ)との同級決定戦で、日本選手最速5戦目での世界王座奪取に成功すれば、年内にもIBF世界王者・高山勝成(32)=仲里=と統一戦を行うことが28日、濃厚になった。畑中清詞会長が「体も成長しているし、ミニマムには長くとどまれない。近い将来、やるべき時はくる」と明言した。
当日、テレビで解説する高山はこの日、元世界王者の飯田覚士氏、星野敬太郎氏と名古屋市内の畑中ジムで予想会を開いた。「自分がリングサイドに行くというのは、そういう意味。勝ってもらって名古屋を日本を盛り上げる」と、敵地で“直談判”。田中陣営も度重なる決戦要求を受け入れる形となった。
田中は過酷な減量へ体を追い込み、練習を打ち上げた。