本間トンデモ修行“超こけし”バンジー

 「新日本・G1クライマックス」(20日開幕、北海きたえーる)

 新日本プロレス「G1クライマックス」に出場する本間朋晃(38)が15日、東京・よみうりランドで地上22メートルの高さからバンジージャンプに挑戦した。昨年は全敗に終わったG1初勝利へ向け、精神面の強化を目的に計3度のダイブを敢行。「飛べて良かった。度胸はついた」と胸を張った。また、13日のテレビ番組で“告白”した大ファンの歌手・華原朋美(40)に対しても「朋ちゃん、飛べたよ!」とアピールした。

 必死の形相でダイブした。地上22メートル。高所恐怖症の本間は階段を上がってジャンプ台へ近づくと、自然にへっぴり腰になった。ゴーサインが出てもしばらくは不動。「風が強くて足が震えた」。覚悟を決めたのは約10分後だった。無事にセーフティーマットへ着地すると「どこからか“こけしコール”が聞こえたから飛べた」と安どの笑みを浮かべた。

 昨年、初出場で10戦全敗に終わったG1でのリベンジを期し「度胸をつけたかった」と、あえて苦手なものに挑んだ。5日の大阪城ホール大会の際、真壁刀義と訪れた大阪城の天守閣も怖かったというが「度胸はついた」と自信の笑み。カメラマンの要望で計3度飛んだが、2度目以降は即ダイブしてみせた。

 昨年から独特のしゃがれ声と自身の代名詞にもなった得意技こけし(ダイビングヘッドバット)を放つ際のユーモラスな動きで人気者になった。テレビ出演も増え、13日には19年間ファンという華原と対面。「友達からでもいいので」と告白して“成功”し、10日の新潟大会には花が届いた。その華原が「本間さんとても素敵な方ですよね。プロレスに人生かけてトレーニングも一生懸命されてくじけず前に進むところとても尊敬してます」とツイッターでつづったのもチェック済み。本間は「朋ちゃん、飛べたよ!」とにやけた。

 度胸づけに成功し、最愛の人?にもアピールできた。あとは本番で結果を出すだけの本間は「目標は1勝や2勝という中途半端にしない。石井(智宏)には負けたくないけど、出るからには優勝。『本間、いけるんじゃない?』と思わせたい」と力強く言い切った。「こけしイズハッピー」を決めぜりふにする男が旋風を起こす。

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