パッキャオが発するオーラとは…
先日、東京都内で思いがけなくボクシング世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(36)=フィリピン=を取材する機会に恵まれた。
「日本に来たのは3度目」というパッキャオだが、今回の目的は2019年バスケットW杯母国誘致に向けて7日に都内で開催された国際バスケットボール連盟(FIBA)理事会に出席するためだった。
バスケットボール好きでも知られ、母国のプロリーグチームで選手兼ヘッドコーチとしても活躍している。同理事会では「バスケットボール以外の質問には答えない」としていたそうだが、日本のボクシングファンのため、別枠で時間をつくってくれた。
「皆さんがフィリピンのことを思い浮かべた時、一番に思い浮かべる人物は自分だと思う」という自負も、彼の振るまいに表れるのだろう。ファンを大事にする彼の素顔を垣間見たようだった。
フィリピン・ミンダナオ島の貧しい農家に生まれ、8歳から始めたボクシングで懸命に努力し、アメリカンドリームをつかんだ。現在、母国で政治家の顔も持つ彼は「ボクシングで稼いだ金を、どう人々に返していくか-」と語った。
日本人ボクサーは、どうしたらアメリカで成功できますか?
という質問に「神に感謝し、一生懸命練習することだ」と答えた。だれよりも「努力」を知る男は、静かなたたずまいと優しい笑みの中に、だれにも発することのできないオーラを漂わせていた。(デイリースポーツ・津舟哲也)
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