天山の意地!暴言の元付け人内藤を撃破
「新日本・G1クライマックス」(14日、両国国技館)
天山広吉が、戦前に暴言を吐かれた元付け人・内藤哲也を意地で撃破。内藤がもくろんだ優勝決定戦進出の夢を打ち砕いた。
通算最多出場、最多勝利記録を持つ“夏男”が、最終公式戦で存在感を見せつけた。この1戦だけは落としたくないという思いが勝った。
「天山はもう終わってる」。
まさかの一言は、かつて2年半も身の回りの世話をしてくれた愛弟子の口から発せられたものだった。新日本の公式サイトに掲載された記事を見た瞬間、猛牛の怒りは頂点に。以後、大会直前会見から「あのクソガキだけは許さへん」と言い続けた。
試合中も目の色を変えて立ち向かった。左足を攻められてもひるまず、頭突きで攻勢に転じ、最後はアナコンダマックス。全盛期をほうふつさせる動きで勝利すると、大歓声が降り注いだ。恨みを晴らした天山は試合後も興奮気味で、声はうわずっていた。「なめとったら終わりよ。あのクソガキが。100年、200年、1000万年早いわ!」と吐き捨てた。
節目の20回目のG1は3勝6敗ながら“完走”した。腰、腕、足と満身創痍(そうい)の上、7月26日の広島大会で右目上を負傷。それでも、傷だらけで戦い抜いた。「(出場は)最後かもしれん。でも、出た以上は(コンディションが悪くても)最終戦まで出たかった」。白星締めに安どの表情も浮かべた“ミスターG1”。終盤に柴田勝頼、内藤を連破した力を見れば、また来年、勇姿を見たいファンも多いに違いない。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみるRIZIN ヘビー級GPいきなり日本人対決で複雑 上田幹雄「今日も一緒に練習してきた」シビサイ「もう目も合わせたくない」
RIZIN 榊原CEOの「炭治郎スーツ」実はルイ・ヴィトンの新調スーツ 「着こなしてるのが凄い」と反響
井上尚弥「ここからピーク」
ボクシング寺地、次戦は防衛戦
アマ8冠・荒竹一真がプロテスト合格「井上尚弥選手のように倒せる選手に」5・28デビュー 大橋会長も期待「テクニックはピカイチ」
井上尚弥32歳の誕生日迎え“全盛期”宣言「ここから3年がピークに持っていける時期」大橋会長も太鼓判「2~3年が全盛期になる」
ホープの荒竹一真、プロ合格
朝倉未来 一触即発のやり取り まさかの内容にファンびっくり「口の動き見たらほんとでウケる」「流石」