本間有終ならず1勝止まり「0点」

 「新日本」(15日、両国国技館)

 本間朋晃が最終公式戦で高橋裕二郎に敗れ、2度目のG1クライマックス公式戦を1勝8敗で終えた。垂直落下式ブレーンバスターで追い込んだが、とどめのこけしを自爆し、暗転。急所打ちを浴びてマイアミシャインに沈んだ。「終わりよければすべて良しにしたい」と宣言していただけに、試合後は「終われないくせに。自分が情けない。(12日に)石井(智宏)に勝って調子に乗ってる部分もあったけど、世の中うまくいかない」と肩を落とした。

 石井戦の初勝利で、初出場だった昨年からの連敗が17でストップ。メールなどでの祝福は約50件あったそうで、「自己最多。G1って知れ渡ってるんだなとしみじみ思った」と振り返った。その分、1勝だけでは満足できなかった。

 「自己採点は0点。得点(2点)よりも低いのは上を目指してるから」。『こけしイズハッピー』を目指して進む本間は、「誰よりも早く来年のG1出場を宣言します」と言い放った。来年こそ、こけしで上位に食い込み、みんなを幸せにしてみせる。

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