「ボクシング８回戦」（２０日、後楽園ホール）

　バンタム級のホープ松本亮（大橋）が、世界ランカーのルイス・メイ（メキシコ）を破って戦績を１５戦全勝（１３ＫＯ）とした。低く潜ってくる相手に手こずるシーンもあったが、左右ボディー、右ストレートでペースをつかみＫＯ勝ちの期待が高まったところで思わぬアクシデントが起こった。

　５回に右パンチを繰り出したメイの右腕がブロックした松本の左ヒジを直撃。これで骨折してしまい、完全に戦意を喪失してしまったのだ。これには松本もさすがに拍子抜けした表情で、「ここから打ち合って倒していこうと思ったので…。いいところを見せたかったですね」と残念そう。大橋会長も「次は世界？いや、まだ早い」と当面はキャリアを積ませる方針だ。