「ボクシング・ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」（１１月２２日、ラスベガス）

　帝拳ジムは１１日、都内で、ＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司（３１）が１１月２１日（日本時間２２日）に米ラスベガスのマンダレイベイで、指名挑戦者で同級１位のフランシスコ・バルガス（３０）＝メキシコ＝と５度目の防衛戦を行うと発表した。

　三浦の念願がかなった。メーンはミゲル・コット（プエルトリコ）対サウル・アルバレス（メキシコ）のタイトル戦だが「ラスベガスでやるのが夢だった。コットとアルバレスの興行に入れるとは夢のよう」と、本場初見参に興奮を隠せない。

　バルガスは好戦的な右ファイター。三浦は「打ち合いになればやりやすいし、世界中の人が見ているのでアピールしたい」と、ＫＯ決着を狙っている。

　葛西裕一トレーナーは「まだ出してないパンチがある。斜め４５度下から払うような左アッパーで“スマッシュ”と呼んでいる」と必殺パンチを予告。印象的な勝ち方なら、一気に世界の大舞台への扉が開く可能性もある。

　三浦はこの日、同門の村田諒太、粟生隆寛らと成田へ１週間の走り込み合宿に出発。“世界のボンバー”へ第一歩を踏み出した。