「ボクシング・ＷＢＡ世界フライ級タイトルマッチ」（２７日、エディオンアリーナ大阪）

　初防衛戦に挑む井岡一翔が１８日、大阪市内で元世界ランカーなどを相手に４ラウンドの公開スパーリングを行った。ここまで１００ラウンド超をこなし、「いい調整ができた。この階級でも強さをしっかり証明できる」と宣言。初防衛戦は「最終ラウンドまでやるつもりはない。ＫＯ決着を狙っていきたい」と誓った。

　３階級を制覇した王者には次なる夢がある。「４団体制覇したい。最強をアピールするために目指したい」と、同じリングで防衛戦を行う高山だけが成し遂げた偉業を目標に掲げた。

　また、親交の深いプロ野球阪神の西岡がこの日、２軍戦に復帰し、いきなり安打を放ったことは吉報となった。「自分の２つ３つ上のレベルで、ものを考える人」と尊敬する兄貴分だけに「しっかり勝って、しびれるような刺激を与えたい」と決意していた。