王者・河野「餅」持参で渡米 KO宣言
「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(16日、シカゴ)
2度目の防衛戦に臨む王者・河野公平(34)=ワタナベ=が10日、成田空港発の航空機で決戦の地・シカゴへ出発した。「いい仕上がり」と話し、あとはリミットまで1・7キロ超の体重調整だけとなっている。
「勝負食」として持参したのが「餅」だ。「50グラムのパックをいくつか。湯でもどして食べる。何もつけずにそのままでおいしい。餅を食べれば幸せ」という最強の“パートナー”。計量までは体重と相談しながらにし、計量後はパワーフードとして期待する。
2年越しの因縁の対決。8月31日に行われた会見で、亀田興毅に乱入されたことに「相当なめられている。すべてはリングの上で晴らしたい」と静かに闘志を燃やす。試合には新婚の芽衣夫人をはじめ、家族ら約30人が応援に駆けつける。「判定じゃ勝てない。KOします」と言い残して、機上の人となった。