ニック・ボックウィンクル氏死去

 元プロレスラー、ニック・ボックウィンクル氏が14日に死去したことが16日、分かった。80歳だった。WWE公式サイトなどが報じた。死因は不明。ニックさんは足4の字固めを得意とする技巧派で、AWA世界王者に君臨。日本では84年2月の全日本蔵前大会で故ジャンボ鶴田さんに敗れ、同王座を奪われた一戦が有名。

 訃報を受け、70年の日本プロレス「第1回NWAタッグリーグ戦」決勝で対戦したアントニオ猪木参院議員は「ご逝去の報に接し、心からの哀悼の意を表します。最後にお会いしたのは、私のWWE殿堂入り式典(10年3月27日)でした。活躍していたころの彼の姿が思い出されます。ご冥福を心からお祈り申し上げます」とコメントを寄せ、故人を悼んだ。ニックさんも07年にWWEの殿堂入りを果たしている。

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