内山12歳年下相手に「厳しさ教える」
「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)
WBAスーパーフェザー級王者、内山高志(36)のV11戦の相手が16日、同級7位のオリバー・フローレス(24)と発表された。渡辺均会長(65)は「売り込まれた中で、一番戦績のいい相手を選びました」と話した。
映像を少し見たという内山は「サウスポーで振ってくるタイプ。普通通りにやれば問題ない」と一刀両断。前回は、左肘と腰に不安を抱える中でも圧勝。今回は「ここ最近では万全の状態」と自負する。「いい時ほど変な試合をしやすいので、集中力を持ってやりたい」と油断もない。
相手の年齢が一回り下と知り「自分が24歳のときはアマで、パキスタンで試合をした。サラリーマンと並行していて、このまま仕事一筋だろうと思っていた。大人の厳しさを教えてやりますよ」と余裕の口ぶりだった。
V11戦をステップに、来年は海外進出を実現させる。元WBAフェザー級王者で26勝無敗のニコラス・ウォータース(29)=ジャマイカ=がターゲットの筆頭だ。