全日本退団の潮崎、ノアに出戻り直訴
「プロレス・ノア」(20日、後楽園ホール)
全日本プロレスを退団してフリーとなった潮崎豪が20日、予告通り、12年いっぱいまで在籍した古巣・ノアの後楽園ホール大会に来場した。
およそ3年ぶりに方舟マットへと現れた潮崎はスーツ姿で一礼。「今、いちばん自分が立ちたいリングに立たせていただいてます。いろんな意見があると思います。ただ、オレはこのリングで試合がしたい。ノアのリングで試合を組んで下さい!」と強くアピールした。
会場からは声援とブーイングが交錯した。秋山準、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志とともにノアを退団した当時は、小橋建太氏の引退とも重なり、すでに往時の勢いがなかった団体は一気に苦境に立たされた。経緯を知るファンからは「いらねえんだよ」「じゃあ、何で出たんだ」と厳しい声も飛んだ。
あいさつを終えた潮崎は約30秒間も再び頭を下げ、誠意を見せた。そこに鈴木みのる率いる鈴木軍が登場。鈴木からは「新しい戦いがしたいんだろう?鈴木軍が待ってるぜ」と勧誘され、Tシャツをちらつかされたが、返答することはなかった。想定内だった鈴木は「今すぐ答えを出さなくていいよ。どちらに付いた方が面白いのか、お前の目で確かめろ」と言い残して立ち去った。
バックステージでは報道陣にも対応。「緊張しました」と振り返ると、潮崎が退団後の14年3月に入団した若手の北宮光洋から「残ってる人間も新しく入った人間も一生懸命やってるんだ。(出戻りで)虫のいいこと言いやがって。緑のリングに上がりたいなら1番に名乗りを上げてやる」と対戦を直訴された。
あえて黙って受け止めた潮崎は「ノアのリングは常に気にしてた。新しい力の彼(北宮)も知ってるし、彼の言うことも分かる。あとは会社(ノア)に任せます。試合を組んでもらえるか分かりませんが」と前向きだった。
ブーイングも起こったことには「きょうのお客さんのようにいろんな意見、考えがある。選手もそういう(否定的な)人はいるだろうし。自分はリングで試合を見せるしかない」とコメントした。
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