具志堅会長、王者のスキ見つけた!

 「ボクシング・WBC世界スーパーフライ級/世界ライトフライ級タイトルマッチ・12回戦」(28日、ゼビオアリーナ仙台)

 WBCダブル世界戦の調印式と前日計量が27日、仙台市内で行われ、4選手とも1回でパスした。スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(27)に挑む江藤光喜(27)陣営の具志堅用高会長(60)は、ビーチサンダル履きで現れた王者に、突破口を見いだした。

 百戦錬磨の具志堅会長の目が、ビーチサンダルを履いて公式行事に出席した王者クアドラスの足元をとらえていた。記者会見では「チャンピオンが、ぞうりを履いてここにいる。作戦会議をしなければいけない」と意味深発言だ。

 マナーをとがめたのかといえば、さにあらず。「(減量に)苦労しているね。顔が赤いし、朝、動いたはずだよ。シャワーの後、面倒でそのまま来たんじゃないのかな」と、サンダル履きの理由を洞察。体調は万全ではないと読んでいる。

 「判定じゃ勝てない。倒さないとね。最初から、1ラウンドから倒しに行きますよ。4回以内が勝負」と、スタミナ温存を許さない早期決着を狙う。江藤も「減量でつらそう。オレの方がいい感じ」と自信を見せた。

 クアドラスの「ワタシツヨイ、ハヤイ、カッコイイ」と、冗舌な日本語アピールにも具志堅会長は「強い選手はしゃべらない。ゲバラがそう。紳士でしょ」と、突破口を見いだした口ぶりだった。

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