長谷川にまた試練…ぜんそくで眠れず

 「ボクシング・10回戦」(11日、神戸市中央体育館)

 元世界2階級王者・長谷川穂積(34)が4日、神戸市内でスパーリングを打ち上げた。3ラウンドで軽快な動きと順調な仕上がりを見せたものの、今回も新たな困難に見舞われていた。

 「咳喘息(せきぜんそく)が止まらない」とゴホゴホ。1週間前から患い、病院にも行ったが治らない。運動時は咳は出ないが、寝る時が激しい。「ここ3日間、ほとんど寝ていない」と明かした。

 前戦は試合直前に右足首のじん帯を断裂。「前があったから怖かった。ケガなく来られて良かった」と、まずは安どしたが、またもや不安材料。「年をとるといろいろある」と、ため息をついた。

 過去最大の敵、スーパーフェザー級の世界ランカーを迎えるプロ40戦目。「いつも以上に動けている。いいコンディション」と肉体の進化を確信する。レジェンドが試練を乗り越え、再び世界の扉を開く。

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