諏訪魔、宮原組初優勝も空中分解
「プロレス・全日本」(6日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
諏訪魔、宮原健斗組が世界最強タッグ決定リーグ戦・最終戦で初優勝を飾ったが、直後に空中分解した。勝ち点8で首位に立っていたが、2点差で追うゼウス、ボディガーの怪力コンビに敗れて並ばれ、優勝決定戦で再戦。最後は諏訪魔がゼウスを蹴散らし、宮原がシャットダウン式原爆固めでボディガーを仕留めた。
開幕前に電撃合体し、不安定さを見せながらも栄冠を手にした2人。試合後は宮原がタッグ継続を呼びかけたが、諏訪魔は拒否して所属するエボリューションの面々ともに宮原に暴行を加えた。だが、ジェイク・リーが宮原を救出し、さらに野村直矢もリングに上がって諏訪魔とにらみ合い。諏訪魔は野村と握手をかわし、エボシューションに引き込んだ。
「オレは優勝のために宮原を利用した。トロフィーよりこいつの収穫の方がでかいよ」と高笑いの諏訪魔。「オレが全日本のエースになります」と宣言した野村に、「希望の星だよ」と期待をかけた。
一方の宮原はリーとの共闘を宣言。「2016年はオレら平成の世代が全日本を動かしていく。キャリアが長いなんて自己満足ですよ。オレとジェイクはキャリアはないけど一発はあるから」と宣言。選手の大量離脱に見舞われた全日本の若手が、新たな年へ向けて立ち上がった。