井岡会長採点に怒り「血圧上がった」
2015年大みそかに、TKO勝利で2度目の防衛を飾った、ボクシング史上最速3階級王者でWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26)=井岡=が1日、大阪市内で一夜明け会見を行った。8カ月ぶり再戦となった同級2位・フアンカルロス・レベコ(32)=アルゼンチン=を11回、ボディー3発で撃沈。完全決着を付けたが、採点を巡り、井岡一法会長は怒りを爆発させた。
10回を終わって96-94、97-93、94-96の2-1。米国人ジャッジのジョン・ポートゥレイ氏1人がレベコを支持していたのだ。1回から圧倒し、4ポイントはリードしている確信があった会長は前夜の祝勝会時にジャッジペーパーを確認。「いい気分で酒を飲んでいたのに、血圧が上がってもうたわ」と、一気に酔いも冷めた。
試合の立会人に急きょ確認を取り、「この採点はおかしい」と訴えた。この日朝、立会人が井岡陣営にWBA本部で問題提起すること、2度と繰り返さないことを約束した。
「うちだけの問題じゃないからね。今後のことも考えて。TKOで勝ったから良かったじゃない。あのまま2-1の判定なら、接戦やったとみんな思う」と一法会長。
30日の調印式ではレベコ陣営がグローブの色に“いちゃもん”を付け、大もめ。試合当日もバンテージを何度もチェックされるなど、異常な程、神経を使わされた。試合は、レベコのセコンドがリングに水をまき、リングをドンドンとたたくなど暴挙。JBCに注意されても、逆ギレと、マナーはひどすぎた。
「心理戦で何でもやったろう、いうことなんやろうけどな。ほんまに疲れたわ。でも、これでもうあいつらと関わらないで済む」。“場外”の因縁バトルも終わり、会長はようやく肩の荷を下ろしていた。
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