鈴木軍入り杉浦、前哨戦制す
「プロレス・ノア」(9日、後楽園ホール)
ノアを裏切って鈴木軍入りし、31日にGHCヘビー級王者・丸藤に挑戦することになった杉浦が、鈴木と組んだタッグでの前哨戦を制した。杉浦は丸藤と激しくやり合い、顔にツバを吐くなど対抗心むき出し。最後は谷口を捕らえ、五輪予選スラムで仕留めた。
試合後は鈴木軍の面々が乱入し大暴れ。そこに、ノア復帰を希望するフリーの潮崎と金丸がノアに加勢し、鈴木軍を蹴散らした。潮崎は31日にシングルマッチで対戦する鈴木とにらみ合い、「ノアの力になりたい。本気でそう思っている。プロレスリング・ノアは沈ませない。31日、鈴木みのる、オレはお前に勝つ」と宣言した。
これに対し、鈴木は「潮崎豪~、テメエはな、目障りなんだよ。ノアの力になる?このオンボロ船のか、この沈没船のか。何の力になる。お前ができることはせいぜい沈む速度を速めるだけだよ~ん。お前、よそで獲ったベルトを持ってるからって、オレに勝てると思ってるんじゃないの?お前の思っている、はるか上にオレがいる」と罵倒。さらに、「帰れ。ここはテメエらが足を踏み入れるリングじゃねえ」と潮崎と金丸を追い返し、「テメエらに2人に教えといてやる。お前たちの目の前にいるこのオレたちが一番強い。鈴木軍イチバ~ン」とアピールした。
試合後、杉浦は無言を貫いたが、ノア壊滅を目指す鈴木のアピールは止まらず。「テメエら1回勝っただけでその気になってんじゃねえぞ。1年前と何も変わっちゃいねえんだ。変わったところはただ一つ、鈴木軍に新しい力が入った。31日、横浜、この杉浦が丸藤からベルトを獲る。オレが仕込んだ時限爆弾は一つとは言ってないぞ」と、不気味な予告を残した。