ノア・TMDKが最終戦飾りWWEへ
「プロレス・ノア」(10日、東京・後楽園ホール)
セミファイナルでは、昨年末で退団したマイキー・ニコルスとシェイン・ヘイストのTMDKがノアでの最後の試合を勝利で飾った。2人はファンの大声援を受けて丸藤正道、北宮光洋と熱闘を展開し、最後は粘る北宮を合体技サンダーバレーで撃沈。試合後は、次々とリングに上がってきたノア本隊の選手と別れのあいさつを交わした。
2人は米WWEと契約するとの現地報道があり、「オレたちの目の前には世界がある。ロケットのような勢いで出発するから、応援してくれたらうれしい。ドウモアリガトウ」と、ファンと関係者に感謝した。
また、メーンでは19日の後楽園ホール大会で王者の杉浦貴に中嶋勝彦が挑戦するGHCヘビー級王座戦と、王者のデイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー組にマイバッハ谷口、潮崎豪組が挑戦する同タッグ王座戦のダブル前哨戦6人タッグが行われ、谷口、潮崎と組んだ中嶋が杉浦から直接フォールを奪った。
中嶋は相手組のパワフルなラフ殺法、イス攻撃などに苦しめられたが、得意のキックで応戦。最後は杉浦にドロップキック、ローキックをたたみ掛け、垂直落下式脳天砕きのバーティカルスパイクで仕留めた。
試合後、中嶋がリング上でマイクアピール。ノアから全日本へ移籍し、再びノアに戻ってきた潮崎に対し、「潮崎、一度はこのマットを離れたかもかれない。でも、そんなことは関係ない。お前はこのマットに立ってるんだろ。何でオレたちがこのマットに立っているか。それはこの緑のマットをもっと面白くするためだ」と呼びかけ、「オレたちは止まんねえ!!」と、決めゼリフをファンとともに絶叫した。