尚弥5・8V2戦に勝って米進出だ
大橋ジムは16日、5月8日に東京・有明コロシアムでダブル世界戦を行うと都内で発表した。WBO世界スーパーフライ級王者、井上尚弥(22)は指名挑戦者で同級1位のダビド・カルモナ(25)=メキシコ=を相手に2度目の防衛戦に臨む。また、世界3階級制覇王者でIBFライトフライ級王者、八重樫東(33)は同級10位のマルティン・テクアペトラ(メキシコ)と初防衛戦を行う。戦績は井上尚が9戦全勝(8KO)、カルモナは27戦20勝(8KO)2敗5分け。八重樫は28戦23勝(12KO)5敗、テクアペトラは22戦13勝(10KO)6敗3分け。
井上尚は「ビッグマッチができるように、確実に勝ちたい」とV2戦を位置づけた。来るべき米国デビューへ、大事なステップの一つ。指名挑戦者のカルモナを「足を使うボクサータイプ。決まったパターンで打って来るのでやりやすいと思う。確実に勝ちたい」と軽くいなした。
14年12月に11度防衛中だったオマール・ナルバエス(アルゼンチン)に2回KO勝ちで王座奪取し、一気に世界の注目を浴びた。昨年10月には、米フロリダで行われたWBO総会に出席し、フランシスコ・バルカルセル会長から激励された。
昨年末の初防衛戦も2回KO。そして、今回も指名挑戦者を迎えた。だが、井上尚は「この階級で一番やりたいのは統一戦。他団体のチャンピオン、WBCの(カルロス)クアドラス(メキシコ・帝拳)とか、やってみたい」と、目標は高い。
「自分の距離を測って打たせないように打つ」など、常にテーマを持ち「中盤戦勝負」としてきたが、この2試合はいずれも2回KO勝ち。「結果がそうなっただけで、テーマは今回も変わらない」と、揺るぎはない。
22歳の王者は「自分はバンタム級で力をベストに出せると思う」と、近い将来の転級も視野に入れている。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみるチャンカン開幕で鈴木秀樹が宮原健斗を撃破、全日本の門番を宣言「全て僕が相手します」
全日本 優勝候補の斉藤レイが黒星発進!「ウオー、フォー、フシュルルル…」無念のチャンカン開幕
朝倉未来「一番強い人選んだ」5・4鈴木千裕と対戦決定 青木真也はONEが拒否、皇治は書類送検で消滅…榊原CEO「奇跡的、戦う宿命」
全日本プロレス チャンカン最年少V狙う安斉勇馬、スカジャン姿のまま2分弱で白星発進「このまま突っ走る」
鈴木千裕戦決定の朝倉未来、対戦求めてきた萩原京平と一触即発「あて馬に1勝したぐらいで調子に乗るな。お前じゃ盛り上がらなねえんだよ」終了後も一悶着
朝倉未来の対戦相手は前王者の鈴木千裕!午後8時7分に発表 朝倉は血の死闘覚悟「俺の格闘技人生の運命」
朝倉未来「死闘になる。俺の格闘技人生の運命を見にきて」鈴木千裕「朝倉さん、ドームでタイマン張りましょう」 5・4RIZIN男祭りで激突
朝倉未来は前RIZIN王者・鈴木千裕と対戦 榊原CEO、青木真也、皇治も候補も青木はONEが断り、皇治は「書類送検された」で消滅