「ボクシング・スーパーフェザー級王座統一戦」（４月２７日、大田区総合体育館）

　ボクシングのワタナベジムの世界王者３人が２４日、都内で後援会にスパーリングを公開した。内山は日本ライト級１５位のサウスポー、中嶋龍成（山龍）と４回、前日に挑戦者が発表された河野と田口はそれぞれ６回と４回、左とグローブを交えた。

　強烈な右を何度も打ち込んだ内山だが「足が重くて、追い打ちができなかった」と振り返った。「試合の１０日前までやる」というハードな下半身強化トレによるものだが、世界戦に欠かせぬステップだ。

　河野は「ずっとサウスポーとやっているが、力んで空振りが多かった。最近で一番だめだった」と苦笑い。田口も「上半身に疲れがたまっている。パンチがあれ？というくらい遅かった」と、防衛戦まで約１カ月の状態を確認していた。