内山まさか2回KO陥落 引退の可能性も
「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(27日、大田区総合体育館)
スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36)=ワタナベ=は、暫定王者で同級1位のジェスレル・コラレス(24)=パナマ=に2回KO負けを喫した。プロ26戦目の初黒星で、12度目の防衛に失敗。具志堅用高の持つ13回連続防衛日本記録に王手をかけられなかった36歳のベテランは今後については明言を避けたが、引退する可能性も出てきた。
あと1秒、持ちこたえられなかった。絶対王者が、挑戦者の左フックにロープ際で沈んだ。2回、3度目のダウンを喫し、10年1月から守り続けたベルトを失った。
想定外の強敵だった。1回、スピード感あふれるフットワークから、力強いワンツーや右フックを浴びてポイントを失った。2回中盤、さらに回転を上げた相手の左フックをカウンターでもらった。これが効いた。右フックで2度目のダウン-逃げ切れなかった。
控室に引き揚げ、無数のフラッシュがたかれる中「やったことのない感覚の相手だった。もらったパンチが何だったか分からなかった。見えなかった。もう少し、ガードをしっかりしていれば…。何も出す前に終わってしまった」と、試合を振り返った。
2度目のダウンでダメージの色濃い内山に対し、セコンドは「クリンチ!!」の指示を飛ばした。スリーノックダウンは絶対に避けたかったが、内山の「声は聞こえていたけど、やり返したかった」という闘争本能がクリンチを許さなかった。
「まだ(体が)温まる前に終わってしまった」と、悔いを垣間見せつつ「実力の世界だから仕方がない。完全なKO負けです」と潔く話した。
勝っていれば、世界スーパーフェザー級の連続防衛記録「12」に並び、具志堅用高の持つ連続防衛記録「13」に王手をかけていた。渡辺均会長は「周りが油断していた。危機感がなかった。1ラウンドでポイントを取られたのは初めて」と硬い表情だった。
今後について内山は「今はよく分からない」と明言を避けた。渡辺会長は「こういう選手とはもう巡り合えないでしょう。もう十分やった。ただただ残念。記録はつくりたかった」と、無念の胸中を明かした。
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