衝撃の２回ＫＯ負けで、ボクシング・ＷＢＡ世界スーパーフェザー級王座の１２度目の防衛に失敗した内山高志（３６）＝ワタナベ＝が一夜明けた２８日、関係者を通じ「今日のところは勘弁してください。一夜明けて悔しさがこみ上げています。今後のことはきちんと考えてお話しします」とコメントした。

　渡辺均会長は「会場のため息や、マスコミの沈痛な面持ちを見て、改めて偉大なチャンピオンだと思った」としみじみと口にし、去就については「１００％内山次第」とした。

　同会長は「しばらく休めば、ボクサーというのはやりたくなるものだけど、内山の場合、年が年だからね」と、現役続行には疑問符を付けた。仮に続行となるなら「やるならコラレス。オプションがあるので日本に呼べる」と、再戦を挙げた。

　ただし、今後ＷＢＡがコラレスに正規王者のハビエル・フォルトゥナ（ドミニカ共和国）と統一戦を命じる可能性が高く、コラレスが勝てばオプションは有効だが、フォルトゥナが勝った場合は無効となる。