田中恒成、秘策は「面倒くさい減量」
ボクシングのWBO世界ミニマム級王座を4月に返上した田中恒成(20)=畑中=が18日、スパーリングを公開した。田中は28日に名古屋市の名古屋国際会議場で、階級を一つ上げた契約体重50キロのライトフライ級でノンタイトル10回戦に臨む。
2階級制覇への前哨戦と位置付ける試合の相手はIBF世界ライトフライ級10位のレネ・パティラノ(24)=フィリピン。この日はフィリピン人とスパーをこなし、「防御と左の力強さと正確性は増した」と手応えを語った。
今春から名古屋市内で一人暮らしを始めた。「普段は自炊するのが面倒になる。『面倒くさい減量』」と秘策を明かした。減量期間に入った最近1カ月は、外食は一切せず、自炊か差し入れの手づくり料理で、試合に備えている。「以前は50キロからあと2キロの減量がきつかったが、今は体も動く。自分自身に期待している」と新たな階級への挑戦へ、順調な調整が続いている。