井岡一翔、激スパー公開 V3戦まであと8日
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦」(20日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシング史上最速の世界3階級制覇王者でWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27)=井岡=が12日、大阪市内で同級6位・キービン・ララ(21)=ニカラグア=と行う3度目の防衛戦に向け、練習を公開した。
試合まであと8日にもかかわらず、元世界ランカーのパブロ・カリージョ(コロンビア)を相手にした5ラウンドのスパーリングは激しい打ち合い。一翔はボディー打ちから、顔面へのコンビネーションで何度も相手をのけぞらせた。
昨年大みそかにフアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=を返り討ちTKOに仕留めV2を達成。連戦続きの疲労を考慮され、今回はプロ入り最長ブランクとなる7カ月ぶりの試合になる。
「仕上がってきている。残りの日数、気を抜かずにやれば完ぺきに仕上がる。打って打たせないボクシングを見せる。ボクシングの美しさを見せたい。7カ月で心身ともリラックスできたし、全体的に底上げができた。確実にパワーも上がっている。試合がしたくてウズウズしている」と充実感を漂わせた。
完勝でクリアし、大みそかに描く統一戦へ向かうのがプラン。「試合を組み立てて、流れでチャンスが来たら逃さず仕留めたい」と連続KOを宣言した。