井岡一翔、体格面で完勝 V3唯一の敵は“楽勝ムード”
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(20日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシングのダブル世界戦の予備検診が17日に行われ、WBA世界フライ級王者の井岡一翔(27)=井岡、挑戦者で同級6位の・キービン・ララ(21)=ニカラグア=ともに大阪市内で異常なしの診断を受けた。
王者・一翔は身長、リーチ、胸囲と体格面すべてで上回り、前哨戦で完勝。“内気な少年”のような風貌の挑戦者を見て「負ける気がしない。(相手は)12回立ってられない」と、自信を深めた。
V3へ楽勝ムードが唯一の敵か。ただ前WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)が4月にKO負けしたことが教訓になる。「注目される中で気を抜く部分もあるかもしれない。(今回の)相手も若く勢いがある。気持ちで負けない」と胸に刻んだ王者に油断はない。
WBAからは、この日までに同級スーパー王者でWBOとの統一王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(26)=メキシコ=との対戦指令が出た。大みそかに描く統一戦へ熱望していた標的。浮上した夢決戦の実現へ連続KOで弾みを付ける。