DDT王者・竹下がV2、次期挑戦者に大鷲 8・28両国で世界Jr.王座戦決定
「プロレス・DDT」(17日、後楽園ホール)
KO-D無差別級王者の竹下幸之介が挑戦者の遠藤哲也を下し、2度目の防衛に成功した。遠藤は4日の福岡大会でいつでもどこでも挑戦権を獲得。竹下とは盟友だったが、年下ながら史上最年少で同王座を獲得するなどエリート街道を歩む竹下に「オメエの目の前に立ちたいんだよ」とかみついていた。
試合は両者の意地と意地がぶつかるような激しい展開。竹下はコーナーの金具を使ってアームブリーカーを放つなど、遠藤の右腕を集中攻撃すれば、遠藤も痛みに耐えながらエルボー、トペコンヒーロなどを繰り出して反撃。だが、最後は竹下がパワーボム、太ももを抱えてのスープレックスをたたみ掛け、得意の原爆固めで24分の熱闘に終止符を打った。
試合後、竹下は遠藤に握手を求めたが、そこに佐々木大輔率いるダムネーションの面々が登場。遠藤に加入を促し、Tシャツを手渡すと、遠藤はそれを身につけて加入を表明した。さらに、残る1つのいつでもどこでも挑戦権を持つ大鷲透も現れ、挑戦をアピール。鶴見亜門GMとの交渉の末に、8月8日の新宿FACE大会で竹下の挑戦することが決まった。
ハプニングの連続に見舞われた竹下は困惑しきり。それでも、「遠藤さんのショックもあれば…、いらんことしてもうたな。もう去る者は追わずで。ボク、チャンピオンなんで。メンタル強いんで。次のタイトルマッチ、あと1つ残っているいつでもどこでも挑戦権を大鷲さんが使うなら、ボクは正々堂々と受けて立ちます。本気の大鷲透からジャーマンで3カウント取って、(8月28日の)両国(国技館)のメインに立って、(同王座挑戦が決定している)石川修司をぶっ倒したいと思います」と力強く宣言すると、ファンから大きな拍手が送られた。
また、高尾蒼馬、彰人組-高梨将弘、梅田公太組戦の後には、世界ジュニアヘビー級王者の佐藤光留が登場。14日の全日本プロレス後楽園ホール大会で、同王座挑戦をアピールした高尾に対し、「会社からOKもらいました。8・28両国でやりましょう」と呼びかけた。
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