調印式は挑発戦、どうなる?和気のリーゼント
「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦」(20日、エディオンアリーナ大阪)
調印式と前日計量、ルールミーティングが19日、大阪市内で行われた。グローブは同級1位の和気慎吾(28)=古口=が日本製8オンスを、同級2位のジョナタン・グスマン(27)=ドミニカ共和国=はメキシコ製8オンスを使用。計量は和気が100グラムアンダーの55・2キロ、グスマンが500グラムアンダーの54・8キロでともに一度でクリアした。
ともに世界初挑戦。和気は「調印式を終えて、緊張感が出て来た。上がりすぎないよう、いつも通りの自分で闘う。リーゼントも気合を入れて仕上げてきました」と、臨戦態勢だ。一方のグスマンも「すべての力を注いで頑張る。しっかり仕上げてきた。(和気は)あおむけに倒れると思う」と21勝(21KO)無敗の戦績を強調した。
和気はここまで「リーゼントが崩れる前に決めたい」と繰り返してきた。それを伝え聞いたグスマンは「美しいし、きれいだけど、ドミニカにあんな髪型はない。形を崩したくないなら、最初から崩してきた方がいい。だってグシャグシャになるからね」と、リーゼント破壊宣言だ。
計量後のツーショットで、フェースオフのリクエストに応えたが、和気は苦笑い。「顔を近づけてきてにくたらしかった。女の子とならいいけど、男とああいうのは好きじゃない。うざかった。早くブチのめしたい」とKO予告。
リング入りのプランも完成した。和気は「氣志團」のファンで、綾小路翔(40)とは数年来の友人。予備検診で着た「不良」Tシャツをプレゼントしてくれたのも綾小路で、世界戦の入場曲には「One Night Carnival」を選んだ。ガウンには特製の学ランを着る。