大仁田、船木戦での右腕骨折判明 8・26新団体旗揚げ戦大ピンチ
プロレスラーの大仁田厚(58)が25日、右腕を骨折したことが判明。8月26日に東京・ディファ有明で行う新団体ファイヤープロレスの旗揚げ戦を前に、大ピンチに陥った。
大仁田は24日の超花火・エディオンアリーナ大阪第2競技場で、船木誠勝を挑戦者に迎えて、爆破王選手権の防衛戦に臨んだ。「3WAYバット有刺鉄線ボード電流爆破デスマッチ」で行われたが、序盤、船木のキックを受けた大仁田は、その反動でコーナーポストに右腕を強打して負傷。その後、有刺鉄線電流爆破ボードで1回、電流爆破バットで2回、計3回被爆したダメージで、右腕のケガが悪化したもよう。
日曜日であったため、アイシングをして帰京し、25日朝、都内の病院で検査を受けた結果、「右尺骨遠位端骨折」と判明。8月1日に入院し、2日に緊急手術(観血的整復内固定術)を受けることが決まった。担当医の診断では、術後、全治3カ月の治療を要する重傷だという。
大仁田はこの後、29日の超戦闘プロレスFMW水戸大会を皮切りに、8月はFMW、超花火などで8試合を予定。常日頃から、師匠である故ジャイアント馬場さんの教えにのっとって、欠場することをよしとしてこなかった大仁田だが、さすがに今回ばかりは重傷であるため、欠場に踏み切る可能性もある。
残された1年3カ月の選手生命のなかで、大仁田はやり残したことを体現するため、8月26日の有明でファイヤープロレスを旗揚げするが、主役不在となると、興行自体に暗雲が垂れ込めることになる。欠場するのか、強行出場するのか、大仁田は一晩熟考したうえで、26日に予定されている記者会見で発表する意向だ。