伊藤雅雪が世界へ意欲「いつまでも東洋王座を守るつもりない」
「東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦」(28日、後楽園ホール)
前日計量が27日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、王者・伊藤雅雪(25)=伴流=はリミットの58・9キロで一回目でパス。挑戦者で同級15位のアーニー・サンチェス(24)=フィリピン=は最初は700グラム超だったが、2度目にリミットでクリアした。
昨年11月に発症した右手首のじん帯損傷で、昨年12月以来7カ月ぶり2度目の防衛戦を迎えた伊藤は「内容が問われると思うので意識してやりたい。圧倒的に勝ちたい」と話した。サンチェスについては「海外でも強豪とやっているし、警戒している。自分の世界レベルを見せるためにもちょうどいい」とステップにするつもりだ。
右手首の故障で、当初は「ご飯も左手で食べていた」ほどだったが「そうしているうちに、左が器用になり、パワーもついた」と、ケガの功名。日本人のスーパーフェザー級は、三浦隆司(帝拳)、内山高志(ワタナベ)の世界王者が相次いで王座陥落するなど波乱続き。「自分の立ち位置も問われていると思う。いつまでも東洋王座を守るつもりはないし、一皮むけたところを見せたい」と意気込んだ。
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