小原が世界初挑戦 敵地ロシアで「人生で一番大きな勝負」
「ボクシング・IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ」(9月9日、モスクワ)
ボクシングの三迫ジムは4日、都内で、IBF世界スーパーライト級3位の小原佳太(29)が、9月9日にモスクワで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)を相手に世界初挑戦すると発表した。会見した小原は「人生で一番大きな勝負。すべてをかけてベルトを取りにいく」と意気込みを語った。
小原は昨年11月にマイアミで行われた指名挑戦者決定戦でドロー。再戦予定だったが、相手側が辞退し、指名挑戦者となった。今年6月には、米ロサンゼルスでスパーリング合宿を行うなど着々と準備してきた。
敵地ロシアでの試合について「知れば知るほど不安になりそうなので、何も調べていない」とあえて無関心だが、無敗王者の映像はチェック。「右ストレートが怖い。荒々しさもあるし、見た目以上に防御もある。打ち合えると思うし、倒すか倒されるか」とKO決着だけを考えている。