女子ボクシング竹中、メキシコ武者修行成果見せる

 「ボクシング・WBO女子世界ライトフライ級王座決定戦」(8月20日、三田市駒ヶ谷運動公園体育館)

 前東洋太平洋女子ライトフライ級王者の竹中佳(30)=高砂=が5日、初の世界戦に向け、神戸市内で練習を公開した。20日、WBO女子アジアパシフィック王者のルイサ・ホートン(オーストラリア)と空位の王座をかけて激突する。

 2ラウンドのスパーリングでは切れのある左ストレートを見せ、仕上がりは順調。5月下旬から約2週間、メキシコへ武者修行に行き、WBA女子世界ミニマム級王者アナベル・オルティスら名だたる世界王者を相手に手合わせをしてきた。

 今回の相手はスピードがあり接近戦を好むタイプながら不安はない。「メキシコの選手のパンチは重かった。それに比べたらパンチは怖くない」と世界奪取へ自信を見せた。

 山下忠則会長は「やりがいのある選手。ワンツーに磨きをかけてきた。パワーは勝っている。東洋太平洋王座を取った時みたいにダウンを奪って、女子でもこんな試合ができるというのを見せたい」と、まな弟子にKO勝利を指令した。

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