W-1 秋山が武藤との“全日社長対決”勝利も若手に激怒!
「プロレス・WRESTLE-1」(11日、横浜文化体育館)
武藤敬司と秋山準の“新旧全日本社長対決”は秋山が制した。13年6月に全日本の社長だった武藤が退団してWRESTKLE-1を設立し、武藤の後に社長となったのが秋山。今回、武藤の呼びかけに秋山が応じ分裂後初、約3年ぶりの対戦が実現した。
武藤は土肥孝司、熊ゴロー、秋山は野村直矢、青柳優馬と、それぞれの団体の若手をパートナーにして激突。武藤が閃光魔術を繰り出せば、秋山もエクスプロイダーなど、互いに得意技を繰り出してやり合い、土肥が執ように秋山を突っかかる場面もあったが、最後は秋山が土肥をエクスプロイダーで料理した。
だが試合後、秋山は自軍の若手2人に激怒。「オレがやっただけじゃん。お前ら何もしてねえじゃん。何しに来てんだ。WRESTLE-1はお前らなんかいらないって言うよ。オレも来ないけど。お前らの中で物語を作ってみろよ。アイツらと何かやれよ。何もないよ、お前ら。全然ダメ」と、猛烈にこき下ろした。
一方、武藤は敗れたものの自軍の若手を評価。「ひそかにオレ自身が主演を狙ってたけど、今日の主演はお前(土肥)だったな。負けたけど、なかなか頑張ってたよ」と目を細めると、土肥も「オレのことをクソみたいに思っていた秋山準も少しはオレの名前を覚えたんじゃねえか。WRESTLE-1の土肥孝司だ、頭の中でしっかり覚えておけ。次はシングルでも何でもいいからやりたい」と、威勢よく話した。
さらに武藤は「オレを抜かして彼(土肥)と彼(熊ゴロー)と若手とか、彼と秋山とか。それは秋山次第になってくると思うけどさ。TPOさえ合えば。全日本の秋山社長には敬意を表しますよ」と、両団体の対抗戦継続に前向きな姿勢を示した。
また、WRESTLE-1チャンピオンシップは挑戦者の稲葉大樹が王者のKAIを下して王座奪取。同クルーザーディビジョンチャンピオンシップは挑戦者の児玉裕輔が王者の鈴木鼓太郎を破って新王者となった。