山中“最強称号”に発奮 ボクシング界最古「リング誌」のベルト
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、エディオンアリーナ大阪)
ダブル世界戦の調印式と記者会見が14日、大阪市内で行われ、日本歴代2位に並ぶ11度目の防衛を狙う山中慎介(33)=帝拳=は、同級1位のアンセルモ・モレノ(31)=パナマ=との再戦でのKO勝利に自信を見せた。
山中-モレノ戦の勝者に贈られる「リング誌」のチャンピオンベルトがお披露目された。WBC立会人のデュエイン・フォード氏(米国)が、同誌の認定書とともに持参した。
リング誌はボクシング界最古の1922年創刊で、最大の権威を持つ。その時代の最強王者を各階級で認定し、日本人では白井義男氏やファイティング原田氏らも獲得した。
山中は「WBCのベルト以外にリング誌のベルトをかけて闘うのは新鮮な気持ちになる。ベルトを目の前にして、改めて持ち帰りたいと思いました」と発奮材料にした。
また、「大阪は過去3試合して3KO勝ちの縁起のいい場所」と自負。「もう少し当たればKOする自信はある。チャンスが来れば強引に行こうと思う」とKO決着を狙う。