山中慎介7回TKOでV11!壮絶な打ち合い制し「長谷川さん、ありがとう」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、エディオンアリーナ大阪)
王者・山中慎介(33)=帝拳=は7回1分9秒TKOで、同級1位の挑戦者、アンセルモ・モレノ(31)=パナマ=を下して日本歴代2位に並ぶ11度目の防衛を達成した。両者は昨年9月に初対戦しており、山中が2-1で判定勝ちしていた。
完全決着を期した再戦は、試合開始から激しい打ち合いとなり、1回には山中、4回にモレノ、6回には山中がそれぞれダウンを奪う、壮絶な展開となった。
7回開始早々、山中は左ストレートで3度目のダウンを奪った。なんとか立ち上がった相手をコーナーに追い詰めて強烈な左ストレートを浴びせると、モレノは崩れ落ち、レフェリーが試合をストップした。
山中は観客を前に「(前の試合で)長谷川さんが素晴らしい試合で勝ち、僕も強い気持ちでリングに立てた。ありがとうございました。2人の子どもをリングに上げられて幸せです」と喜びを表現した。
山中の通算戦績は28戦26勝(18KO)2分け。敗れたモレノは42戦36勝(12KO)5敗1分け。