モレノ激闘も生涯初のKO負け “神の左”は「非常にパワフル」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、エディオンアリーナ大阪)
ダブル世界戦のメーンイベントでWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われ、王者・山中慎介(33)=帝拳=が、V9戦で退けた同級1位のアンセルモ・モレノ(31)=パナマ=との再戦を7回1分9秒TKOで制し、日本ジム所属選手として歴代2位タイの11度目の防衛に成功した。
再戦を両者合わせてダウン5回という激闘の末に散ったモレノ。キャリア42戦目で初のKO負けとなった。「お互いパンチの応酬でいい試合だったと思う。私は明確に勝つためリスクを負って戦った。ヤマナカはグレートなチャンピオンで、素晴らしい左を持っている。それが私にコネクトした」と振り返った。昨年9月の対戦では、1-2の微妙な判定を失った。そのため、本来のディフェンシブなスタイルを捨てて攻撃的に出たが、それが山中の“神の左”の標的となった。
山中の左については「非常にパワフル。ハードパンチャーそのもの」と語った。ストップされたことについても「レフェリーがこの試合を止める唯一の権利を持っている。彼が自分の仕事をしたと思っている」と淡々と受け止めた。
今後については「KO負けなので休暇に入り、ダメージを抜く。そして2017年はもっとパワフルになってリングに戻ってくる。階級は上げることになるでしょう」と再起を誓った。
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